さくらクリニックでは「間歇スキャン式持続血糖測定器」を「保険診療の範囲内」で使用できます

糖尿病の程度(進行度)にもよりますが、最も困難を感ずるのは、インスリンにより「強化療法」を行う時です。このような場合には,自己血糖測定(SMBG:Self Monitoring of Blood Glucose)を、原則として、1日4回行わなくてはなりません。

1回ごとに、自ら、手の指先等に細い針を刺し、1滴ほどの血液を採取し、小型の血糖測定器で、血糖値を測定します。大変面倒な事態であることは,説明するまでもありません。

この悲惨な事態を改善するために開発されているのが,「間歇スキャン式持続血糖測定器」です。この測定機を用いる際には,2週間に1回,上腕の裏側に,円板状の電極を貼り付ける作業が必要ですが,この際に痛みはありません。その電極の近傍に,小型の測定機を近づけると,その時の血糖値が即座に分かることになります。1日に,何度でも,血糖値を測定できます。

米国などでは,相当以前から,多くの人が使用しています。この「間歇スキャン式持続血糖測定器」は,日本でも,4-5年前から保険診療の範囲で,使用できる様になってきています。

勿論,日本の保険制度下では,いくつかの基準を満たさなくては,保険診療の中での使用は困難です。「サクラクリニック」は,その基準を満たしています。

糖尿病は,ごく簡単に言うと,インスリンの欠乏で起こります。そのインスリンは,膵臓から分泌されています。ところが,膵臓は,年を経るにつれて,老いて退化し,インスリンの分泌量が減る傾向にあります。

勿論,インスリン治療なしで,抗糖尿病薬や食事・運動療法で,一生を終わることができる人も多いと思います。しかしながら,この高齢化社会においては,多くの人が,インスリンに頼らなくてはならない事態に陥ることが多いのも事実です。

インスリンを断固拒否で,「薬のみでの治療」でという人も多いと思いますが,そのような患者さんの一部は,最終的には,とんでもない高血糖状態(500~600 mg/dl)に陥り,またHbA1cも15%以上に達し,その段階になり,「先生,インスリンを御願いします」と言う様な人も,時折経験します。その段階から,インスリン治療を始めれば良いのではないか等と考えがちですが,実際は,適切なインスリン強化療法に到達するのは,イバラの道が待ち構えています。

インスリンが全く分泌されない糖尿病は,1型糖尿病と呼ばれ,一般に見られる2型糖尿病と区別されています。1型糖尿病の患者さんは,若い頃に発症し,それ以後,一生の間,インスリンを接種し続けなくてはならないことは事実ですが,一般の方と同様に,有意義な人生を送ることが出来ます。また,一般の方との,寿命の差はありません。