調布市の50歳以上(予定)の市民に,帯状疱疹ワクチンの歳に,補助がでる可能性が出てきております。
調布市ホームページ ⇒ 「詳細は事業開始時にお知らせします」と申しております。
¶ 日本製水痘(帯状疱疹)ワクチン:調布市から,4,000円の補助が出るらしい?!
当院では ⇒ 「帯状疱疹・水痘ワクチン(日本製):7,000円(税込み)」。
従って,3,000円で接種することになる可能性が高い。
このワクチンに関しては,賛否両論があるが,翌年にもう1回接種することが望ましいとの意見が多い様な風潮がある。しかし,調布市は「1回のみ」と言うことらしい。
私自身,このワクチンの接種後,丁度1年した時点で,帯状疱疹の状態となりました。医師の私自身が生きた証明ですから,お金はかかりますが,できたらシングリックスの方が望ましいかもしれません???懐具合と相談し,ご検討ください。
しかし,帯状疱疹にかかったとは言え,ワクチン接種のため,症状は軽く,また,抗ウイルス薬は「さくらクリニック常備してあるため」直ちに服用開始しました。従って,極めて軽症な状態で経過し,それも短期間で治癒した。後遺症もない。
発疹が出てから,72時間以内に抗ウイルス薬の服用を開始することが重要。それを過ぎると,後遺症(疼痛や激痛)が長い間残る可能性がある。
これが原則なのですが,72時間を越えたら全く効力がないかというと,そうではありません。72時間を過ぎても服用することが望まれます。
さくらクリニックには,絶えず,その抗ウイルス薬を複数常備しております。
このワックチンは,日本の岡先生が作成。「岡株」等と言われ,下のジングリックスが出現するまでは,世界の水痘・帯状疱疹ワクチンを席巻していました。
¶ シングリックス:1回につき,市から,1万円の補助が出るらしい。
当院では ⇒ 「シングリックス(英国GSC社製):22,000円(税込み」)ですから,調布市の補助()受けると,
1回,12,000円で接種を受けることができる可能性が高い。
おそくらく2回とも,1万円の補助が出るらしい。
接種間隔
標準として1回目の接種から2か月後に2回目の接種を行うこと。1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに2回目の接種を行うこと。
2回で,合計24,000円支払うことになるらしい??
論文上は,概ね,10年間の免疫効果があるとされる(下記論文による:全文通読可能)。
論文の結論
Conclusions: Immune responses to an initial 2-dose RZV course persisted for many years in older adults. Strong anamnestic immune responses can be induced by additional dosing 10 years after the initial 2-dose course.
シングリックスの連続2回接種の免疫防御反応は,高齢の人々の体内に,長期間,残存する。さらに,初回接種から10年後に再接種を行うと,更に強力な既往反応(anamnestic response)が,その後も持続する。
ですから,この論文に従うと,10年後に,さらに1回接種すると,概ね一生の帯状間、帯状疱疹にならずに済むということになります。ただし、全員にこれが適用されるわけではありません。
★ anamnestic response (免疫学上の専門用語) 既往反応: 一度獲得免疫を起こした抗原に再度触れた際の反応で, 記憶に基づく二次反応
ご注意:調布市の政策に関する,これらの情報はおそらく確かかもしれないが,全面的に信憑性はがあるかに関しては,責任を持てません。
早くても7月以降となる???