下記は,最近,調布市医師会から配布された伝達書類の一部です。

日本感染症学会,日本呼吸器学会,日本ワクチン学会 の3学会が合同委員会を作成し,それぞれの学会から,それぞれ指針が提示されていますが,概ね同様ですので,日本感染症学会のホームページに従って,述べることにします。


【A】PCV15 (商品名:バクニュバンス)
【B】PCV20 (商品名:プレベナー20)
【C】PCV21 (商品名:キャップバックス)様にも思われますが,如何せん,日本人での経験症例が少ないのも事実です。
【第二段階】大まかに二種類の対応法(①②)があります。
①第1の対応方法:第1回目にニューウモバックスの接種を受け,その後も,5年ごとにニューウモバックスの接種を受け続ける(2回目以降は,全額自費負担)。
「第1回接種のニューウモバックスで副作用がなかったので,今後は5年ごとにニューウモバックスの接種を受けます。これが一番安全な感じ。」と申される方もおられ,そのような方にはご希望の如く5年後に再度,ニューウモバックスの接種を行っています。これでも結構です。
しかし、免疫力の獲得は、おそらく、下記の②に劣ります。
②第2の対応方法:第1回接種のニューウモバックス接種から,「1年以上経過した時点で」下記の3種類のうちのいずれかを接種する。

PCV15およびPCV20は,主として、乳幼児期の予防接種に使用されます。日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールでも,原則としては,2~4ヶ月(3回接種)および12~15ヶ月(1回接種)で接種することになっています(下記参照)。
注意事項:これらのPCVP15,PCV20,PCV21は,成人では,そして65歳以上では,原則として1回のみしか接種できません。複数回接種できる等との記載を一部のネット上で見ますが,主体となる意見ではありません。2回目の接種をすると,有害事象が生ずる可能性が高いとされています。現時点では,製造中止になっていますが,同類のワクチンであるPCV13に関しては,製造元のファイザーのMRからは,「1回のみの接種で御願いします」と,強く念には念を押す様な説明を頂いています。
原則として、1回しか接種できない理由は、乳幼児と、成人ないしは65歳以上の人の免疫学的反応性が、著しく異なっているからです。
PCVP15,PCV20,PCV21(現時点では,PCV13は製造中止状態)を、ニューモバックスと同様に、5年ごとに接種しようなどと考えないでください。
もちろん良識を有した医師の目にとまれば、ドクター・ストップがかかります。しかしながら,患者さん独自の勝手な思い込みで,素知らぬふりして、複数の医療機関で複数回の接種を受けることは、可能かもしれません。しかし、危険ですから,決してそのような試みをなさらないでください。
PCV15およびPCV20は,成人および65歳以上で原則1回しか接種できません。乳児期にPCV13,PCV15,PCV20 を接種を受けた方が,成人し,65歳以上になったらどうするかは,今後の問題となります。しばらくは,そのような問題には遭遇しません。そのような時が訪れる頃には,また,別のワクチン等が開発されているでしょう。
下記のホームページの記載は,少々古すぎるように思います。近々に改訂されると思います。
補足:PCV15/PCV20/PCV21は、成人および65歳以上の成人に対しては、原則として1回の接種が推奨されており、基礎疾患や免疫不全などのハイリスクな場合を除いて、複数回の接種は行われません。 例外的な場合には,2回以上の接種が行われることもあるようですが,専門医による高度な医学的判断のもとで行われることになるでしょう。
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PCV15およびPCV20は,65歳以上で原則1回しか接種できません。
PCV15およびPCV20が乳幼児期には4回接種できるのに,65歳以上で原則1回しか接種できない理由は、年齢による免疫機構の相違に起因しています。

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