調布市のホームページで,帯状疱疹ワクチン定期接種対象者に関して,
令和7年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳以上となる方
なる説明がなされています。
この文章を読んで,「文章の言わんとしている内容が理解できない」と戸惑う人も多いのではないでしょうか。実際に,私のクリニックでは,この文章の意味を読み違え,帯状疱疹ワクチンの接種を希望して,受診された方が複数名おられます。
医師である私自身も,初めてこの文章を読んだときに,しばらく考え込んでしまいました。確かに,この文章自体は,文法的・語法的にも間違ってはいません。しかし,「お役所特有の解り難い文章」の定型例と言わざるを得ません。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)を製造している製薬会社(グラクソ・スミスクライン社)の医師用のホームページには,下記の如く説明してあります。

帯状疱疹ワクチン定期接種対象者
| 65歳 | 70歳 | 75歳 | 80歳 |
| 85歳 | 90歳 | 95歳 | 100歳 |

この制度自体が,理解するのが少々難しいため,上記でも,即座の理解が難しいと思われます。そのため,追加説明を行うと,下記の様になります。
¶ 例えば,誕生日が5月5日の69歳の人は,令和7年度の5月5日に,70歳の誕生日迎えることになります。従って,定期接種の対象者となります。
¶ しかしながら,誕生日が5月5日の68歳の人は,令和7年度の5月5日に,69歳の誕生日迎えることになります。しかし,令和7年度中に,70歳の誕生日を迎えることはありません。従って,令和7年度中には,定期接種の対象者とはなり得ません。
しかし,1年間待って,翌年の令和8年度の5月5日には,70歳の誕生日迎えることになりますので,定期接種の対象者となります。(もちろん,この定期接種の制度が,令和8年度においても,継続していることが条件となります。)
上記の説明は,少々,冗長とも思われます。調布市の近隣の各自治体の分かりやすいホームページを下記に紹介しますので,そちらをご参照ください。
特に,世田谷区のホームページに記載された下記の「早見表(PDF:73KB)」などは,一目瞭然として全体像が理解できます。
※各年度の対象生年月日は早見表(PDF:73KB)をご確認ください。
¶ 他の地方公共団体での説明


