肺炎双球菌ワクチン

肺炎双球菌ワクチンの定期接種(調布市の補助があるワクチン接種)では,長い間,「ニュウモバックスNP」が使用されてきました。

しかし,本年度(令和8年度)から,「プレベナー20(Prevenar 20)」が定期接種に使用されることになりました。

現在成人用肺炎球菌ワクチンには,4種類が使用可能です。

① バクニューバンス 沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン

② プレベナー20 沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン 

  ⇒ 令和8年度(令和8年4月 ⇒ )より定期接種ワクチンとして使用開始

③ キャップバックス 沈降21価肺炎球菌結合型ワクチン

④ ニューモバックスNP 23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン

  ⇒ 令和7年度(令和7年4月~令和8年3月)まで,定期接種ワクチンでした。

「ニュウモバックスNP」は,長い間多くの市民に愛用され,「このワクチンなら,副作用がなく,とても安心」と申されて,5年ごとに接種を受ける人も,一部におられます。今後も,しばらくの間は,生産が継続し,希望者の方には,接種可能です。

①②③は,④ニューモバックスNPの接種後,1年間経過していないと,接種できません。

①②③に関しても,1年間以上の間隔を置く必要があります。

しばらく前までは,②③④は一生に1回しか接種できないなどと言われてきました。そして,私もそのように患者さんに指導してきましたが,現在では,1年間の間隔をおけば,安全に接種できると言われるようになっております。

さくらクリニックでは,

の接種を推奨しております。

②と③のどちらがお勧めかというと言うことになります。定期接種を受ける権利を有している方は,まずは,②のプレベナー20を,肺炎球菌ワクチンの第1回目の接種として受けることがお勧めでしょう。なしにろ,高価なワクチンですから,経済的側面を考慮すると,定期接種の形で,まずは,②のプレベナー20を無料で接種を受けることが望まし様に思われます。

しかし,2回目の肺炎球菌ワクチンの接種を受ける場合には,②(20価)か,③(21価)のいずれが望ましいかが問題となります。医学的に,どちらがお薦めかということになると,何とも言いがたいののですが,欧米諸国や日本などでは,ワクチンによる肺炎球菌に対する防御率は,③(21価)の方が,②(20価)より,僅かですが,優れていると言われております。しかしながら,これは,小児期より沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(プレベナー13:現在製造中止)等が広く接種されている欧米諸国や日本のの様な国において当てはまる現象の様です。それに反して, 乳児期の肺炎球菌結合型ワクチン接種が普及していない国々では,逆転し,③(20価)の方が,②(21価)より,極わずかですが,効果があるとのデーターも出ていると噂されているようです。

おそらく確かなことは,③(21価),②(20価)のワクチンは,[ ④ ニューモバックスNP 23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン]よりも,肺炎球菌感染症に対し,防御的に働く様です。

②③のワクチンのさくらクリニックでの自由診療での1回接種のお値段ですが,下記の如くとなります。

② プレベナー20 沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン 

  11,000円

③ キャップバックス 沈降21価肺炎球菌結合型ワクチン

  13,530円