「令和7年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳以上となる方」の解釈について

調布市のホームページでは,帯状疱疹ワクチン定期接種対象者に関して,

なる説明がなされています。

調布市ホームページ:帯状疱疹ワクチン接種(定期・任意)の費用助成(令和7年度)

この文章(赤文字部分)には,文法的にも,文章構成上も,確かに間違いはありません。しかし,別の角度から解釈すると,様々な解釈が成り立つ文章のようにも思われます。

実際,この文章の解釈を,自分流に解釈し,接種券が配布されていないにもかかわらず,定期接種を受ける権利があると主張して,さくらクリニックに来院された方がおられます。その主張を聞くと,「なるほど,ごもっとも」と考えることができない訳ではありません。

この文章を即座に,そして正確に,すなわち厚生労働省の趣旨に準じた内容として理解がきるのは,多くの場合,ワクチンの定期接種に従事している医療従事者とか,行政で定期接種の関連業務に従事している方々に限られると思われます。

この文章は,下記の厚生労働省のホームページに準拠しています。

厚生労働省の帯状疱疹ワクチン接種についての説明

従いまして,日本全国の地方公共団体の大部分は,同様の内容を,それそれの言葉および表に変えて説明しております。「令和7年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳以上となる方」の言わんとしていることが明確に理解できないと考えられる方は,下記の「早見表(PDF:73KB)」をご覧下さい。

※各年度の対象生年月日は早見表(PDF:73KB)をご確認ください。

上記の「早見表(PDF:73KB)」は,下記の世田谷区のホームページから引用しています。

世田谷区での帯状疱疹ワクチン定期接種に関する説明

その他にも,調布市近隣の地方公共団体も,分かりやすい表現で説明していますので,ご参照ください。

三鷹市の帯状疱疹ワクチン定期接種に関する説明

武蔵野市の帯状疱疹ワクチン定期接種に関する説明

さらに解釈を難しくしているのが,「令和7年度中」と言う言葉です。

「令和7年度中」は行政などでは,「令和7年4月1日~令和8年3月31日」を指します。ところが,一般社会では,「令和7年1月1日~令和7年12月31日」を指すと考える人が多いのも事実です。このポイントを踏まえないと,誤った解釈におちいることになります。

そう考えると,上記の「早見表(PDF:73KB)」および上記の近隣の地方自治体のホームページは,熟慮の末に作られている様です。