入職時健診の費用( 労働安全衛生規則第43条)
11,000 円
入職時の健康診断は、労働安全衛生規則第43条に定められており,検査項目も定められています。
その費用については、他の法律も含め、雇用側か労働者側のどちらかに負担義務があるのかに関しては定められていません。
保険制度は,既に疾患に罹患している場合に,その疾患の検査・治療等に適用されます。従って,健康診断は,自由診療の形でで行われます。すなわち,入職時健診等の費用は,医療機関の裁量に委ねられます。従って,医療機関により,入職時健診等の費用は異なります。
労働安全衛生規則第43条に定められ た検査項目
①既往歴及び業務歴の調査
② 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
③ 身長、体重、腹囲、視力及び聴力(千ヘルツ及び四千ヘルツの音に係る聴力をいう。)の検査
④ 胸部エックス線検査
⑤ 血圧の測定
⑥ 貧血検査(血色素量及び赤血球数の検査)
⑦ 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP の検査)
⑧ 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDL コレステロール、血清トリグリセライドの検査)
⑨ 血糖病検査
⑩ 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
⑪ 心電図検査
●糖尿病検査では,①空腹時血糖に加えて,②HbA1cの測定の両者を行います。
下の書面は,さくらクリニックの電子カルテが作成する診断書で,特に指定がなければ,この様な形式で診断書の作成を致します。
もしも,就業先で,固有の記載用紙がございましたら,それをご持参下さい。それに記載させて頂きます。
上記のセット検査以外の場合は,それぞれ,下記の料金の合計となります。
(この部分に関しては,インボイス制度に伴う消費税は含まれていません。本単元の,他の部分は消費税込みの金額が表示されています。)
診断書作成料:1,000 円
診察料(1):血圧測定,聴診,その他 5,00円
診察料(2):身長・体重・腹囲等の測定,聴力・視力の測定 1,000円
胸部X線: 3,000 円
心電図: 2,500 円
血液検査:2, 500 円
(血液検査の項目が変わると,料金が変わります。)
尿検査: 1,000 円
認知症検査(改訂長谷川式):1,000円
健診を受ける際には,前もって電話等で連絡を頂き,検診日を決めさせて頂きます。原則として,開院直後(or 直前)に行います。
所要時間は,概ね15~20分です。
日曜日(第1,第3,第5の日曜日)に行うことも可能です。
(第2,第4の日曜日は休診日)
④採取した血液,尿等は,その日のうちに臨床検査会社が回収し,結果は,数日後にさくらクリニックに報告されます。診断書の作成も含めると,健診後,約1週間で診断書の作成が終了します。健診から,約1週間後に,再度来院して頂けば,診断書を渡すことが出来ます。
お急ぎの場合には,お申し出ください。可能な範囲で協力させて頂きます。
⑤診断書を手渡す際には,その内容を御確認下さい。時として,その記載内容に関して,ご意見を持たれる場合があり,その際には,可能な範囲で,柔らかい表現に変えることもございます。記載内容に,ご意見を述べられる場合があるため,原則として郵送はいたしません。
上記の如く,原則として,郵送は致しておりませんが,強い希望がある場合には,郵送料(切手代金)別途頂きます。
最近は,労働安全衛生規則第43条 の項目以外の検査を要求する企業も多くなっています。
下記に,その追加検査項目の費用を提示致します。
(費用は,医療費の改定などに伴い,検査会社に支払う費用が変化すると,変わることがあります。)
入職時健診( 労働安全衛生規則第43条)以外の検診
注意:上記の,一般の,型にはまった入職時健診は,直ちに施行可能です。
それに反して,特殊な検査項目をご希望な方は,前もって,時間的猶予をもって,お申し込み下さい。検体を提出する容器の使用期限は,短い物が多く,そのため,検査会社に,特殊な検体容器を持ってきてもらう必要がございます。
よろしくお願い致します。
下記の検査の診断書が必用な場合には,複数項目の検査を行った場合でも,それらをまとめて1通の診断書を作成します。
診断書の料金は,簡単な記載のみの場合には,原則として,1,100 円です。
複雑・多岐にわたる診察が必要であったり,記載が多岐に及ぶときには,その時の状況に基づいて,料金を決めさせていただきます。
日本語でも英語でも,同じ料金です。
◎肝炎の検査(単位は円)
肝炎 | HBs抗原 | 3,000 |
HBs抗体 | 3,000 | |
HBs抗原 + HBs抗体 | 4,000 | |
HCV抗体 | 3,200 | |
HBs抗原 + HCV抗体 | 4,250 | |
HBs抗原 + HBs抗体 + HCV抗体 | 5,200 |
◎梅毒の検査 (単位は円)
梅毒 | TP抗体 定性(梅毒トレポネーマ抗体)[=TPHA] | 2,400 |
RPR法 定性 | 2,200 | |
TP抗体 定性 + RPR法 定性 | 2,500 | |
FTA-ABS法 定性 | 3,500 |
血液型の判定
ABO式 および RH(D)式の判定:1,000円(別途消費税を頂きます)
Rh血液型にはD,C,c,E,eが代表的な5つの抗原として知られています。しかし,一般的にRh血液型といえば,D抗原の有無を指し,D抗原を持つ人をRh陽性,持たない人をRh陰性と判定されています。日本人にはRh陰性の人は非常に少なく,200人に1人程度です。
さくらクリニックで,Rh血液型のD,C,c,E,eを全て検査することが可能ですが,一般的ではなく,専門病院で,専門の医師が必要と判断したときに行う検査です。
MRSAスクリーニング 3,300 円
尿検査(尿等,タンパク,潜血反応等) 1,100円
◎便の細菌検査
便培養(2菌種)(シゲラ・サルモネラ) 便 900円
便培養(3菌種)(シゲラ・サルモネラ・O157) 便 1,700円
便培養(4菌種)(シゲラ・サルモネラ・O157・ビブリオ) 便 1,900円
便の採取方法に関しては,下記のホームページを参照なされてください。
糞便中ヘモグロビン検査(2回で1セット): 1,100円
胸部単純レントゲン写真(正面1枚)撮影 2,800円
胸部レントゲン写真をインストールしたDVD: 550 円
心電図 2,200円
その他の検査に関しては,あらかじめご指定下さい。
上記に当てはまらないような,込み入った診療・検査内容の場合は,保険診療の値段に準じて費用を算定します。ただち,全額自費となり,支払基金からの支払は一切ありません。
¶ 時折,調布市の健診と,希望の検査を行い,診断書作成の経費を削減してほしいとの希望がございます。診断図や胸部X線は,調布市の健診を利用する事は簡単ですが,それ以外の血液検査等では,調布市の健診結果のみでは不足することが多く,その部分は,自由診療で,自費でお支払いいただくことになります。
代金の計算方法は,電子カルテ上,自由診療の画面を開き,検査項目を入力し,費用を計算します。その費用に,消費税が上乗せされますので,1.1倍の費用を頂きます。
その他の健診料金の決め方
検査項目が,入職時健診( 労働安全衛生規則第43条)の項目と,著しく異なる場合には,電子カルテ上で,自己負担が100%の状態となる様な状態に設定し,かつ,初診状態で受診した状態で,電子カルテが算定した料金を請求します。この場合,更に,消費税が上乗せされます。
各検査の費用は,保険制度で定められた金額を採用します。
身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査,および便の細菌検査等は,保険制度では算定が認められていないため,その料金を追加いたします。
この際には,文書作成費用は,原則として頂きません。しかしながら,作成に多大の労力を要する,特殊な診断書作成の場合には,ぞの状況により,別途算定します。
認知症のテスト(長谷川テスト):900円